明月院庭園の花菖蒲庭園の公開時期
明月院庭園が公開される時期は春と秋の年2回。公開期間は明月院のパンフレットには次のように記載される。
- 春の公開時期:季節限定公開(6月上旬 花菖蒲開花時期)
- 秋の公開時期:季節限定公開(12月上旬 紅葉時期)
つまり、公開時期は毎年定まっておらず、概ね6月上旬頃(1日から15日までの間)、12月上旬頃(1日から15日までの間)ということになる。
しかしながら、明月院の庭園管理をされている方にお話をお聞きしたところ、花菖蒲園(本堂裏庭園)は概ね毎年6月1日頃を一応の見頃時期として開園するとのこと。
これは当年の開花具合に関係なく、ほぼ6月1日を目安としてオープンしているとのこと。
ただし、現在は当寺がユニセフへの募金をしている関係で年中、庭園を公開してい‥‥‥申す。…….(無言ver.)
【2024年度】明月院の花菖蒲の見頃時期
明月院さんに尋ねたところ、2024年5月現在、見頃迎え中♡(夏蝋梅は終わりらしい)
例年の開花時期と見頃
厳密に明月院の花菖蒲は紫色や青色系と白色のものがあり、白色の花菖蒲(種類は不明)の方は遅咲きになるとのことなので、例えば6月1日に開園となって入園した場合、一面紫色の花菖蒲をお目にかけることができる。(白色の株はまだ開花していない)
開花時期
- 紫色(青色系)の花菖蒲:5月下旬頃
- 白色の花菖蒲:6月上旬頃
見頃時期
- 紫色(青色系)の花菖蒲:6月1日頃から6月12日頃まで
- 白色の花菖蒲:6月9日頃から6月18日頃まで
例年の開花時期と見頃
開花時期
- 紫色(青色系)の花菖蒲:5月下旬頃
- 白色の花菖蒲:6月上旬頃
見頃時期
- 紫色(青色系)の花菖蒲:6月2日頃から6月12日頃
- 白色の花菖蒲:6月10日頃から6月20日頃
もっとも綺麗に観られる時期
開花時期と見頃時期は当年の天候によって大きく異なるが、例年、概ね6月3、4、5日あたり。
一般的な花菖蒲の花期
花菖蒲は1年間を通して花期(開花する期間)が、わずか2週間しか無いという蝉のような植物となる。
花菖蒲が開花した時の姿が映えるのは、そういった背後的事情(価値的なもの)もあるのだろぅ‥‥。
明月院の花菖蒲が植栽される場所(地図)
- 本堂裏の庭園(本堂後庭園)
本堂後庭園の観覧所要時間
- 約20分
そぞろ歩しながらカメラワークに勤しむとその分、時間がかかる。
本堂後庭園に入ることのできる時間帯
9時30分(受付開始)から16時(受付終了)
(春と秋の繁忙期以外は10時から15時までの受付で15時30分閉園(退出)の場合あり)
本堂後庭園の入園料金
本堂裏の庭園へ行くには500円の入場料金以外にも別途500円が必要。
⬆️春(アジサイ)と秋(紅葉)は写真のような拝観受付が設置される。
本堂裏庭園は春の菖蒲園公開時期と秋の紅葉時期のみ500円。それ以外の通年時期は300円で入園できる。
⬆️春と秋以外は写真のような募金箱が設置される。募金して入る。無人。
春と秋以外の庭園の公開については「残り花」と称して常時、一般公開されてい‥‥申す。クゥォクァィっ(”公開”を表現)
明月院庭園の花菖蒲の様子
以下の写真はすべて2022年6月13日(月/天気は晴天)に撮影したもの。
庭園管理の方にお聞きしたところ、紫色の花菖蒲は見頃のピークを過ぎ下り坂へ差し掛かったあたり。
白色の花菖蒲が後4,5日で見頃のピークを迎えるとのことなので2022年の場合は6月18か19日になる。
⬆️円窓があるすぐ後ろに広がる池。カエルの大合唱が聞けた。
これほどの花菖蒲が観られる場所は鎌倉でも屈指。
⬆️花菖蒲園を取り囲むように巡らされている木板仕込みの溝(水路)
ザリガニいなかぬぅぁ〜
明月院後ろ庭園の全体的な様子
春に紅葉する不思議しぎしぎ摩訶不思議なモミジ
⬆️アレ?紅葉??まさか‥‥エっなんで?!
庭園内には紫陽花や花菖蒲の時期なのに紅葉しているモミジ(紅葉)も散見されるが、これらのモミジはイロハ系のモミジや、野村モミジと呼ばれる種類の樹木となる。
野村モミジは新芽から落葉までの間、一貫して赤色の葉を常態とする樹木。秋の紅葉時期になると恋した君のホッペのように真っ赤かになる。💋
イロハ系のモミジは秋に紅葉するモミジの代表格とはなるが、実はイロハモミジはいくつか品種があって、中には春に紅葉する品種‥‥というより厳密には新芽が赤色をしているので、新芽出す春になると紅葉しているように見えるという解釈が正しい。
つまり、年2回、春と秋に葉が真っ赤になるので植栽する側は年2回も紅葉を楽しめることになる。
年2回紅葉するイロハモミジの種類としては「静崖(せいがい)」「タムケヤマ(手向山)」がある。
明月院の庭園管理されている方にお聞きしたところ、庭園の配色や意匠を考慮して意図的に植栽しているとのこと。
野村モミジは鎌倉の寺では観られるところが多いので必見。
苔コケ..コケっコケぇ!(ニワトリ君の真似を文字でしてみた例)
明月院が本堂裏庭園を年中公開するようになった理由の1つに、花菖蒲や紫陽花などの花ではなく、庭園に興味のある庭園マニア、庭園ファンが相当数いるとのこと。
上掲写真は2022年6月13日に撮影したものだが、苔を熱心に撮影していた人も散見されたことから、その一端がうかがえる。
赤地蔵
この本堂裏庭園は想像以上に広く、何かと観覧者を楽しませる仕掛けがほどこされてい‥‥‥申す。ジズゥォっ(地蔵だけに)
看板の内容
わたしは赤地蔵
あなたの体の中を流れる命の色は赤色
そして地中深く流れる 灼熱の真っ赤なマグマ
この不思議な赤色のお話
命の色を 赤地蔵さま教えて下さい
ふしぎ ふしぎ 人の体は小宇宙
赤色の思い
明月院
見頃時期の紫陽花と花菖蒲は明月院庭園の大きな見どころ!
明月院は「明月院ブルー」と呼ばれるほどの青色をした紫陽花が有名だが、その紫陽花と花菖蒲とを同じフレーム内に収める写真は何とも言葉にできない感慨深い風趣がある。
庭園最奥の散策路の一角には通称、「明月院ブルー」と呼ばれる蒼き姫アジサイが植栽される。
この明月院ブルーと見頃を迎えた紫or白の花菖蒲を絶景と呼べる形でフレームに収めよぅと、例年、多くの観覧者がこの一角に溜まる。