江ノ島「龍恋の鐘(恋人の丘)」
龍恋の鐘は「龍野ヶ岡」という江ノ島でもっとも標高の高い場所にある鐘です。この鐘は古来、恋人たちの縁を結ぶ縁結びの鐘として知られており、年中、それなりにキュぁ〜〜っプル(訳:カップル)たちが訪れる恋人たちの聖地でもあります。
以下ではこの龍恋の鐘の鳴らし方や作られた経緯や由来、それと南京錠のやり方や買える場所、値段についてご紹介します。
龍恋の鐘の読み方
龍恋の鐘は「りゅうれんのかね」と読みます。
龍恋の鐘の由来や名前が付けられた経緯
この龍恋の鐘は社団法人「藤沢市観光協会」の設立記念事業として、「天女と五頭龍の伝説」にちなみ、設置されたものです。
ちなみに鐘の両側にある銘板には、キュわ〜プル(訳:カップル)と思わしき男女の名前が無数に書かれていますが、これは牡牝ツガイの2人が永遠の愛の成就を祈念して、2人の記念日・名前を刻んだものです。…”ツガイ”てアンタ
⬆️龍恋の鐘を下からのぞき見たアングル….まるで女の子のスカートの中を覗き見たよぅ オホ
江ノ島の「天女と五頭龍の伝説」とは?
以下は龍恋の鐘に設置されている看板の内容を記したものです。
昔むかし、鎌倉深沢山中の底なし沼に五つの頭をもつ悪龍が住みつき、村人を苦しめていました。
子供をいけにえに取られることから、この地を「子死越」と呼び、恐れられていました。
ある時、子死越前方の海上に密雲が何日にもわたってたれこめましたが、天地が激しく揺れ動いた後、天女が現れ、雲が晴れると今まで何も無かった海上に1つの島ができました。(これが現在の江ノ島とか。)
天女の美しさに魅せられた五頭龍は結婚を申し込むのですが、悪行が止むまではと断られてしまいました。
その後、心を改め結婚することができたと言われています。
この伝説の天女が江ノ島に祀られている弁財天と言われ、五頭龍が瀧口明神社として鎌倉市腰越に祀られている。
つまり、この龍恋の鐘は江ノ島に伝承される五頭龍と天女の伝説を題材としていることになる。
龍恋の鐘がある場所はドコ??
龍宮の前に伸びる道をまっすぐ進むと、海を一望できる展望台エリアに到着します。
この丘が「恋人の丘」と呼ばれ、海沿いに設置されているのが、「龍恋(りゅうれん)の鐘」です。
恋人と2人で鳴らすと、永遠の愛が約束され、幸せになれると言われています。
映画『陽だまりの彼女』(2013年)のロケ地でもあり、松本潤と上野樹里が永遠の愛を誓って鐘を鳴らし、南京錠を掛けた……と現場にも記されています。
龍恋の鐘に南京錠をかけられる? やり方・値段は?
鐘の横には、南京錠をかけられる専用の場所が設けられています。南京錠をかけるときは、必ずこのフェンスにかけるようにしましょう。
やり方としては、南京錠に2人で名前を書いて、龍連の鐘を一緒に鳴らし、南京錠を吊す。これだけです。
ご利益としては、南京錠をロックすることで、「2人の愛に鍵をかけて
南京錠が買える場所はドコ?どこで売ってるの??
南京錠は、龍恋の鐘の手前にある売店「海賞堂」、もしくはその横の「あぶらや」で400円~1000円で購入できます。
それか少し龍恋の鐘から離れていますが、道中(御岩屋道)にある「貝広物産店」の店頭でも販売しています。
「あぶらや」の南京錠
⬆️龍恋の鐘が恋愛映画「陽だまりの彼女」ロケ地だったことを記す案内板❤️
⬆️「あぶらや」で売られている南京錠
人気のものはハート型の600円のもの。事前に自分で購入したものを持ち込むこともできます。
売店で南京錠を購入した場合は、サインペンを貸していただくことができますので、申し出ましょう。
⬆️正月限定の南京錠もある。
「あぶらや」の営業時間・定休日
- 営業時間:11時~17時
- 定休日:平日は不定期営業
- 公式サイト:http://kaisyodo.com/
「あぶらや」はTARI TARIファンが今でも訪れる銘店
「あぶらや」はEVERGREEN原作・P.A.WORKS制作の「TARI TARI(タリタリ)」というアニメの中の主人公「坂井 和奏(さかい わかな)」の実家のモデルとして登場したことから、同アニメファンがこぞって押し寄せるお店だそぅです。
店内にはTARI TARIのグッズがそれとなくギッシリしりシリと並べられてい申す。
海賞堂の南京錠
⬆️海賞堂の南京錠。別売りのハートプレート(100円)も取り付け可能♡ぶちゅ♡チュチュチュ
ちなみに海賞堂では南京錠の販売だけではなく、女子に大人気の占いもしています。ぜひ!
海賞堂の営業時間・定休日
- 営業時間:11時~17時
- 定休日:平日は不定期営業
- 公式サイト:http://kaisyodo.com/
貝広物産店の南京錠
1500を超える世界の貝を展示販売。生きた貝も店内にて販売。ゆえに店名に「貝」が付く。
当店の店頭でも龍恋の鍵が販売されてい申す。
海賞堂の営業時間・定休日
- 営業時間:11時~17時(日没までオープンしていることもあり)
- 定休日:不定休(荒天時は休日になることも)
- 公式サイト:ー
龍恋の鐘はフォトジェニックポイント
龍恋の鐘の真ん前には写真が撮影できるようにスマホやお手持ちのカメラを固定できる台が設置されています。
誰か近くの人にお願いしてシャッターボタンを押してもらいましょう。
龍恋の鐘の隠れた見どころ
実はこの龍恋の鐘の周辺の森林には、タヌキの親子が住んでいます。お菓子などを持っていたら匂いに吊られて出てくるかもしれません。
このタヌちゃんたち、摩訶不思議なことに、ものすんごく人馴れしています。(近寄ってきます。)これはおそらく毎日たくさんの観光客たちから餌をもらっている様子が想像できます。
タヌちゃんは夜に行動する夜行性の習性をもっていますので、夕方近くに訪れると出会えるかもしれません。
なお、龍恋の鐘入口にある上記「あぶらや」では、上記タヌキの親子かどうかは分かりゃせんが、よく猫のエサを食べにくるとのこと。
⬆️猫のエサを食べるタヌちゃんたち。写真は「あぶらや」のFacebookから引用
龍恋の鐘の場所と行き方
龍恋の鐘は、龍宮(龍の置物がある洞窟)の前から延びる山道ですが、坂道になっていますので少し体力が必要になります。
それと入口から延びる坂道はバリアフリーがなく、階段状になっていますので、車椅子の方は残念ながら通行できません。
坂道を上がって直進するだけで龍恋の鐘が目の前に現れます。脇道は龍恋の鐘の手前1つありますが、すでに龍恋の鐘が目視できる距離なので迷うことはまずないと思います。
上掲、写真の脇道が出てきたらそのまま直進した先が龍恋の鐘ですが、ここで左側へ入った場合、さらに山奥へ入れます。
龍恋の鐘の奥は雑木林になっており、巨大な宇宙人が作ったような遺跡が1つあるだけです。
それ以上、奥へは行けませんので結局、再び龍恋の鐘まで戻ってきて、竜宮から来た道を引き返す形で帰途につくことになります。
竜宮から龍恋の鐘までの所要時間・距離
- 所要時間:約5分
- 距離:150m
龍恋の鐘に立ち入りできる時間・定休日
- 基本24時間
- 定休日:なし
江ノ島の観光スポット一覧
龍恋の鐘周辺の見どころ
龍恋の鐘の近くには以下のような江ノ島を代表するスポットが盛りだくさんにありまする。まぁ、ほどよく立ち寄っておくんなまし♡
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