報国寺の御朱印の種類一覧
通常頒布の御朱印
💋「釈迦如来」の御朱印
💋「聖大悲殿」の御朱印【鎌倉三十三観音霊場 第10番】
💋「南無観世音」の御朱印【鎌倉十三仏霊場 第8番】
💋「聖大悲殿」の御朱印【東国花の寺百ヶ寺 鎌倉5番】
期間限定頒布の御朱印
💋現在のところ特になし
通常頒布の御朱印
「釈迦如来」の御朱印
令和2年バージョン
報国寺は臨済宗の寺院であり、建長寺の末寺にあたります。御本尊は鎌倉市指定文化財に登録されている像高50.6㎝の小さな「釈迦如来坐像」でガンす。
その御本尊にちなんだ御朱印です。
右上に見える「功臣山(こうしんざん)」と書かれており、これは報国寺の山号になりまする。
話は少し御朱印とは逸れますが、報国寺は創建以前はもとより、創建後約100年間の歴史を書き記した資料が少なく、現在に至っても謎に満ちた寺として語り継がれていまする。
- 初穂料(値段):300円
- 授与場所:竹の庭拝観受付兼、授与所
「聖大悲殿」の御朱印【鎌倉三十三観音霊場 第10番】
令和4年
この御朱印は報国寺で購入した御朱印帳にお書きいただいたものとなる。
令和2年(4月)ver.
令和2年(12月)ver.
聖大悲殿とは、報国寺本堂に安置される像高約45.8㎝(台座から54.6㎝)の「聖観音菩薩立像」と同観音像が奉安される本堂のことを指します。
中央のひし形の印判は見た瞬間‥ウぎゃ、フんぎゃぎゃ、ギャぎゃ、 ア!ぎゃぎゃ!‥‥何を書いとんねん!‥‥と、まぁこれを見た愚か者はこぅ思っちまぅのが通例ですが、君だけや これは「三宝印もしくは三寶印(さんぼういん)」と呼ばれる印判です。
「三宝」とは仏教においてもっと尊いものを指し、すなわち「仏、法、僧」の三宝がまずここに刻字されています。そしてこれらは何物にも代えがたい「宝」であるという戒めとして「宝」という文字が刻字され、すなわちこれら4文字が刻字されています。
右上に見える印判には「鎌倉観世音」の文字が見えますが、これが鎌倉三十三観音霊場を指す言葉です。報国寺は第10番札所の指定を受けています。
「鎌倉三十三観音霊場」とは、鎌倉にある33の霊場(寺院)のことを言い、33巡る理由は観音は33に化身して人々を救うという観音信仰に基づくものです。
鎌倉三十三観音霊場の詳細は「鎌倉市観光協会の公式サイト」をご覧ください。
- 初穂料(値段):300円
- 授与場所:竹の庭拝観受付兼、授与所
「南無観世音」の御朱印【鎌倉十三仏霊場 第8番】
令和5年バージョン
令和5年度は右下に参拝年月日ではなく、「かまくら竹の庭」と書いていただけた。
令和四年バージョン
令和二年バージョン
中央に見える印判は聖観音菩薩を表す梵字(ぼんじ)である「サ」が刻字されています。
右上の印判は「鎌倉十三佛 第8番」の印判が見えますが、これは鎌倉十三仏霊場のことを意味します。
左下の印判は「報国禅寺」と刻字されていますが、報国寺は「報国禅寺」とも言います。同じ臨済宗の京都・金閣寺が「鹿苑寺」と「鹿苑禅寺」という2つの名称が存在するのと同じです。(ただし、金閣寺は相国寺派。報国寺は建長寺派)
ちなみに「鎌倉十三仏霊場」とは、鎌倉に位置する13の指定された霊場(寺院)のこと。これら13ヶ寺を巡拝しながら御朱印を集めていきます。
◉鎌倉十三仏霊場一覧◉
札所番号 | 寺号 | 霊場本尊 | 宗派 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
第一番 | 明王院 | 不動明王 | 真言宗御室派 | 鎌倉市十二所 |
第二番 | 浄妙寺 | 釈迦如来 | 臨済宗建長寺派 | 鎌倉市浄明寺 |
第三番 | 本覚寺 | 文殊菩薩 | 日蓮宗 | 鎌倉市小町 |
第四番 | 寿福寺 | 普賢菩薩 | 臨済宗建長寺派 | 鎌倉市扇ガ谷 |
第五番 | 円応寺 | 地蔵菩薩 | 臨済宗建長寺派 | 鎌倉市山ノ内 |
第六番 | 浄智寺 | 弥勒菩薩 | 臨済宗円覚寺派 | 鎌倉市山ノ内 |
第七番 | 海蔵寺 | 薬師如来 | 臨済宗建長寺派 | 鎌倉市扇ガ谷 |
第八番 | 報国寺 | 聖観世音菩薩 | 臨済宗建長寺派 | 鎌倉市浄明寺 |
第九番 | 浄光明寺 | 勢至菩薩 | 真言宗泉涌寺派 | 鎌倉市扇ガ谷 |
第十番 | 来迎寺 | 阿弥陀如来 | 時宗 | 鎌倉市西御門 |
第十一番 | 覚園寺 | 阿閦如来 | 真言宗泉涌寺派 | 鎌倉市二階堂 |
第十二番 | 極楽寺 | 大日如来 | 真言律宗 | 鎌倉市極楽寺 |
第十三番 | 星井寺虚空蔵堂 | 虚空蔵菩薩 | 真言宗大覚寺派 | 鎌倉市坂ノ下 |
鎌倉十三仏公式サイト:https://13butsu.net
- 初穂料(値段):300円
- 授与場所:竹の庭拝観受付兼、授与所
十三佛巡礼の専用御朱印帳にいただいた御朱印
専用御朱印帳と通常の御朱印帳にそれぞれお書きいただいても基本的な御朱印の構図(デザイン)や内容は同じです。
ただ、寺社によっては異なるところもありますので、あえて掲載しています。
鎌倉十三仏霊場の朱印帳
- 初穂料(値段):300円
- 授与場所:竹の庭拝観受付兼、授与所
「聖大悲殿」の御朱印【東国花の寺百ヶ寺 鎌倉5番】
「東国花の寺百ヶ寺霊場」とは、「関東1都6県の花の寺」を巡る霊場めぐりです。
現在102ヶ寺の寺院が指定されていますが、報国寺はその5番札所の指定を受けています。きゃきゃきゃ
「花の寺」なので、指定の各寺院の境内では季節を彩る代表的な花が見られます。
東国花の寺百ヶ寺の御朱印には、『東国花の寺百ヶ寺霊場』という押印がされます。これはすべての寺院で共通しています。
なお、「東国花の寺百ヵ寺霊場」には、ガイドブックが通販などで購入できます。
- 初穂料(値段):300円
- 授与場所:竹の庭拝観受付兼、授与所
専用バインダー
上掲写真のバインダーへ綴じていく。
すべて巡礼すると下掲のような「満願証」が授与される。
限定頒布の御朱印
報国寺は竹の庭が有名なので今後、竹の庭の水墨画が描かれた和紙を使用した御朱印をいただける可能性も無きにしもあらずです。
納経軸(掛け軸)の御朱印
報国寺は以下の霊場の指定を受けてるいることから、その霊場にちなんだ掛け軸(納経軸)の御朱印もいただけます。
- 鎌倉十三仏霊場
- 鎌倉三十三観音霊場
掛け軸は各霊場の公式サイトや通販、市販でも購入できます。デザインは統一していませんので、好みのデザインのものを入手なさってください。
納経軸(掛け軸)の御朱印のお布施(値段)
- 500円
巡礼用白衣の御朱印
白衣にも納経軸同様に御詠歌の御朱印がいただけます。
白衣も各霊場の公式サイトや通販、市販でも購入できます。白衣は御詠歌が記載されているだけで、平仮名・漢字の字体が異なるなどの違いだけです。
自分の好みのものを購入なさってください。
なお、白衣を選ぶときは自らがこれから巡礼する霊場の数に応じたものを購入なさってください。鎌倉24地蔵霊場を巡られるのであれば楽天市場やアマゾンなどの通販形式で購入するか、手にとって選ぶのであれば第4・6番札所の杉本観音(杉本寺)へ行けば数種類、置かれており、色々と教えていただけます。
巡礼用白衣の御朱印の値段(初穂料)
- 300円
御朱印の授与場所
- 竹の庭への拝観受付兼、御朱印授与所(報国寺ではお守りを製頒されていない模様💕)
授与所の場所(地図)
御朱印の受付時間(営業時間)
- 通年:9時00分~16時00分
※竹の庭拝観&抹茶の受付は15時30分まで。
報国寺境内で参拝&御朱印をいただくだけであればタダ(無料)です。
ただし、報国寺は「竹の庭」と称される天をも貫くほど背の高い竹林が有名ですが、この竹林を観るためには別途、所定の拝観料が必要になります。(大人300円/1人)
御朱印所の混雑状況・混雑回避策
報国寺の御朱印授与所では御朱印帳をお渡しして番号札を受け取る方法が採られています。
したがって参拝して→窓口にて希望の御朱印をお願いして御朱印帳を手渡して番号札を受け取る→そのまま竹の庭を拝観→竹の庭拝観後に御朱印帳の受け取りという流れもできます。
番号札をもらうので順番待ちで長時間並ぶような概念はありませんが、御朱印をお書きいただく間の待ち時間は必要になります。
平日は団体客が来ないかぎりはガラ空き。土日祝日になると少し混雑していますが、それでも15分も並ぶようなことはありんせん。
⬆️写真は12月15日(平日)の御朱印窓口の様子。行列が見えるがこれは竹の庭の拝観受付待ちの列。ご安心を。オホ
なお、竹の庭が有名なので一見すると、御朱印の受付窓口が混雑して並んでいるように見えますが、竹の庭の拝観受付と御朱印の受付が併設されているため、御朱印受付が混雑しているように見えるだけです。
報国寺が混雑するシーズン
- 桜の時期(4月上旬)
- アジサイの時期(6月)
- 紅葉の時期(11月下旬)
- 春、初夏(アジサイ)、秋の土日祝日
- ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウィーク(9月)、正月などの連休中
報国寺の場所(地図)
- 住所:神奈川県鎌倉市浄明寺2丁目7−4
鎌倉駅から徒歩約30分(距離2.3㎞)
報国寺の簡単な歴史
1334年(建武元年/室町時代)に天岸慧広(てんがんえこう)により創建された寺院ですが、実際は宅間上杉の祖先である「上杉重兼」が天岸慧広に請い、開山に据えて創建された寺院です。(故に当地は「宅間ヶ谷」とも呼ばれる)
寺の開基となったのは足利宗家第6代当主であり、鎌倉幕府の御家人衆であった足利尊氏の祖父「足利伊予守家時」です。
現在では「竹庭の寺」として有名ですが、これは開山・天岸慧広が「休耕庵」という草庵を結び、ここで修行にあけくれているうちに竹が生い茂ってきたことに端を発するものでゴザる。
【豆知識】御朱印の歴史や由来
寺社をめぐって御朱印を集めるのがブームとなっていますが、あなたは御朱印についてどれくらいご存知でしょうか。
以下のページ↓では、御朱印の歴史や呼び方、御朱印をいただく時のマナーなどについて詳しくまとめていますので、これから御朱印集めをされる方は、ぜひぜひ!ご一読ください。