杉山和一の墓(杉山検校の墓/すぎやまけんぎょう)【藤沢市指定文化財】|江の島 西浦霊園

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杉山和一の墓(杉山検校の墓/すぎやまけんぎょう)【藤沢市指定文化財】

江の島の仲見世商店街を進んだ先、江島神社の入口となる龍宮造りの瑞心門の右脇に見える「赤橋(御幸橋)」と「江の島市民の家」の付近には「西浦霊園」への出入口がある。

その西浦霊園の中には江戸時代、綱吉公の御代に盲人鍼師として名を馳せた「杉山和一(すぎやまわいち)」が永眠する墳墓がある。

杉山和一とは❓

杉山和一(すぎやまわいち/1610年~1694年)は慶長15年、伊勢国に生を得た武将‥‥‥ではなく、人物。

幼くして失明、目を患ぅが、星霜経ると鍼術を志すようになり、江戸へ出たが成功には到らず帰郷する運びとなった。

帰郷の道中、江の島へ立ち寄り、岩窟(現在の岩屋)に参籠した折、管鍼(くだばり)術を創案したと伝わる。

管鍼術とは、現代でいうところの鍼治療のこと。

杉山和一は、江の島弁財天信仰の敬虔な信者としても有名で、治療で得た財を元手とし、与願寺(よがんじ/現在の江島神社の前身となるお寺)の下之宮の社殿改修や、護摩堂・三重塔などを建献す。

また、5代将軍・綱吉公の病を鍼治療にて治癒した逸話でも知られる。

この褒美として江戸本所に土地をもらい、自邸に江の島から弁財天の神霊を勧請(分神)することを許され、さらに信任を得ると関東総検校(盲官の最高位)の地位を賜ったと伝わる。

1688年(元禄7年)に死去した後、自宅近くの弥勒寺(墨田区立川)に埋葬されたが、翌年の命日には弁天様のお膝元、江の島に墓が建立された。

その墓こそが現在の杉山和一の墓となる。

1963年(昭和38年)3月25日に藤沢市指定文化財にの指定を受けてい‥‥申すフェっ

⬆️杉山和一(杉山検校)の墳墓には御垣がめぐらされ、当人の経歴が記された看板が立てられてい‥‥申す。キャ

看板の内容(説明文)※要約

杉山検校(和一/わいち)は1610年(慶長15年)、伊勢国安濃津(現・三重県津市)に生を得る。

幼き頃に失明し、「検校(けんぎょう/盲官(盲人の役職))」に就く。

後に山瀬検校、入江豊明などの著名な鍼医(はりい)の門を叩き、学びの舎とした。

星霜経て、江ノ島岩屋に21日の間、参籠し、ついに管鍼(くだはり)の術を創案したと伝わる。

やがてその術は音に聞こえ、風に乗って5代将軍・徳川綱吉公の耳に入ると、公の難病を治癒するに到る。

以来、綱吉公から絶大な信任を受けたのは言うまでもなく、その謝礼として江戸本所に邸宅を下賜される。

また、検校が肢体(歩行)に難を抱えたことを知った綱吉公は、検校が心から尊信していた江ノ島弁財天を本所の自邸へ勧請(かんじょう/神霊をいただく)し、弁天社を創建することを許したとある。(現・江島杉山神社)

1694年(元禄7年)、本所の自邸にて死没すると、付近の弥勒寺(みろくじ)へ埋葬される。

この江ノ島の墓碑は杉山検校一周忌の命日である5月18日に門下であり、次代総検校・三島安一が建献したもの。

墓碑は笠塔婆型。1963年(昭和38年)、藤沢市指定文化財「史跡」の指定を受けるに到る。

杉山検校の墓の様子

「贈 正五位 杉山総検校 幕府」と陰刻された石標が見える。

墓前の灯籠(右)

墓前の灯籠(左)

伝承によればこの墓前の灯籠は2基は、綱吉の側近・柳沢吉保の室(妻)が建献したものと伝わる。

その他の墓碑群

「元禄」「享保」「慶応」の陰刻があるように、ほとんどが江戸時代に造立されたものと思われる。

墓碑の刻銘

表側

「元禄七 甲 戌 年」
「前惣検校 即明院殿 眼○元清 権大僧都」
「五月十八日」

裏側

 

「元禄八年(年)」
「杉山安兵衛重晶」「施主・三嶌(島)惣検校安一」
「五月十八日」

「追贈 正五位」「伊勢国津」の陰刻も見える。

蓮花の図様の陰刻

極楽浄土に咲くお決まり花といえば‥‥蓮花。その蓮花が故人の冥福を祈るようにあしらわれてい‥‥申す。パっ!

杉山検校の墓の場所

西浦庭園‥‥ではなく、西浦霊園!!への石段(階段)を降りてすぐ。

⬆️江島神社側の西浦霊園への出入口

杉山検校の墓から西浦海岸へ降りて行くことも可能💘

西浦海岸は地元民の憩いの場所ともなる穴場的な場所。

君の瞳の中に映る僕の瞳の中に映る君の瞳のような‥綺麗な夕日が観られるスポットでもある。 長っ

杉山検校の墓への見学に際しての留意事項

霊園は原則、お墓に用のある人のみが立ち入る場所となることを心に留め置くこと。

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