段葛の歴史と歩み(年表)【段違いでカツラがスっ飛んだ】

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段葛の歴史と歩み(年表)

鎌倉時代

1182年(養和2年)

1180年(治承4年)、念願の平家征伐を完遂した源頼朝卿は、当時、海辺近くに創建された鶴岡八幡宮の元宮を現在地に移す計画を掲げる。この時同時に京都の街を参考とした街づくりにも着手す。

具体的には、1182年(養和2年)3月、現在地に移築した鶴岡八幡宮を「内裏(だいり/天皇の住む宮殿)」に据え、これを中心として由比ヶ浜へ続く表参道を「朱雀大路」に倣って敷設する計画を立案す。

この表参道こそが現在の若宮大路通りであり、後に造成される段葛の原型ともなるもの。

室町時代

1388年6月

関東管領・上杉道合(憲方)により、鶴岡八幡宮の浜の大鳥居(現在の一の鳥居)が再建される。

1495年(明応4年)8月15日

「鎌倉大日記」の記述によれば、大地震・洪水のため鎌倉由比ヶ浜に大津波ありとされ、千度壇(現在の段葛のこと)および大仏殿堂舎が損壊したとある。この際、200余人が溺死したのこと。

江戸時代

1667年(寛文7年)

若宮玉垣内にある椰木(ナギの木)を伐採するか否かの評議があり、神の意向を窺うための神事が執り行われる。

明治時代

1870年(明治3年)

7月、大鳥居並木敷地新開発のため、社人・岩瀬一学、大沢専輔らが段葛の坪数調査を執り行う。

1878年(明治11年)

5月、現在の二の鳥居から由比ヶ浜へ延びる区間の段葛が官有地第三種に指定され、二の鳥居から由比ヶ浜へ延びる段葛が撤去される。

1888年(明治21年)

1月、一の鳥居と二の鳥居の間に国鉄の横須賀線の線路が敷設され、これを境に段葛が現在のような石積みへと変造す。

理由は線路の土手を造成するために大量の土が必要になり、止むを得ず、二の鳥居から一の鳥居までの段葛を撤去したとのこと。

ちょぃと下掲写真をご覧いただきたい。

この写真は1864年(元治元年/江戸時代)頃に「フェリックス・ベアト」という英国出身の写真家が現在の一の鳥居の前で撮影した貴重な写真でゴザる。

160年くらい前の写真ということでする…”でする”?

カラーになっていますが、この当時にカラー写真の技術はなく、現在の加工技術を用いて想定で精巧にカラー復元されたもの。

この写真を見ると道幅は現在の段葛(幅約9m)とそれほど遜色ないように思えるが、大きく異なる点が、現在のようなコンクリートやアスファルトなどないので土壌で造成されている。

それと、この当時の段葛は左右に土堤が盛られているのが分かります。

1904年(明治37年)

2月5日、表参道の敷石設置願いの上申が許可される。

大正時代

1913年(大正2年)3月

国と神奈川県と政府より植樹許可をもらい、桜158本が段葛の両脇に植栽される。

同時にツツジも桜同様に段葛の両脇に植えられる。

この桜とツツジは現在も踏襲され、春になると花弁を開花させた桜やツツジが観られる。

1917年(大正6年)

1月8日、段葛の敷七段 一畝(いっせ/約30坪)一八歩(18坪)を境内地に編入す。

2月17日、史跡 段葛保存費用 補助金;658円が交付される。(現在の価格で263万2000円)

1918年(大正7年)

3月25日、改修工事が実施され、積み石の積み直し、および、二の鳥居脇に石版が立てられる。

⬆️大正7年の段葛の様子。 画像引用先:「鶴岡八幡宮」著 貫 達人より

上掲、大正7年の段葛の写真を見れば分かる通り、土壌の段葛の左右に桜と思わしき樹木が植えられている様子がうかがえる。

昭和時代

1929年(昭和4年)

8月26日、段葛の修理工事が実施される。

1961年(昭和36年)

戦後まもない頃、コンクリート製の狛犬が奉納される。

1961年(昭和36年)〜1962年(昭和37年)

改修工事が実施される。この工事ではこれまで土が盛られていた段葛を石積みに変造す。

同時にこれまでの木製の灯籠が石灯籠へと置き換えられる。

平成時代

2014年(平成26年)11月1日〜2016年(平成28年)

「史跡鶴岡八幡宮境内整備事業 段葛整備工事」、通称「平成の改修」が開始す。

改修が行われた大きな理由は、段葛に植樹された桜の老衰化と、桜が根張りした石積みの崩壊が懸念されるようになったからである。

この工事に際し、段葛に植樹されていた桜のうち、まだ老衰していない桜約30本が八幡宮境内の平家池池畔に移植され、旧来248本植樹されていたものが、景観の見栄えを加味して樹間をとり177本へ減らされている。

桜と一緒に植栽されていたツツジは桜の育成を促すために約1600株が東日本大震災の被災地である岩手や宮城、福島県(5市町.8カ所)へ贈られ、移植されている。

段葛の両脇に並ぶ灯籠は、以前よりの44基を模す形で新たに50基を新調し、合計94基に増やす。

2016(平成28)年3月30日に無事、工事は完了。鶴岡八幡宮の宮司以下、神職たちによる「通り初めの儀式」が斎行され、ゲストとして招聘された歌舞伎役者・中村吉右衛門氏が舞を奉納す。

⬆️2005年11月に撮影された二の鳥居の姿(平成の改修前) ※画像引用先:https://ja.wikipedia.org

2017年(平成29年)

段葛の桜が若木に植え替えらる。これにより従来のような桜のトンネルにはなるには時間がかかるが、これからの成長ぶりが楽しみでゴンす。

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