楼門手前の大階段(石段)の段数と標高(高さ)
楼門手前の大階段(石段)の数は‥段尻上の一段目からカウントして最上部の踏面までで61段ある。
標高(高さ)は約50m。蹴上が約20cmだが、踏み面が広く約30cmもあるので、傾斜角度(勾配)は約40度といったところか。
八幡宮の上宮(本宮)は標高約50メートルの「大臣山」と称する小高い丘陵に建造されており、その山頂と麓を結ぶ階段となる。
大階段の13段目が危険?!
鎌倉時代、三代将軍・源実朝(さねとも)公が、楼門前大階段(大石段)の13段目にて、大銀杏に隠れ潜んでいた刺客(公暁)に暗殺されるという事件があった。
現在でも大階段の13段目から下を振り返ると転げ落ちる‥などという俗信があったりする。(大階段は長いので振り返るのは危険。前だけ見て進むことを推奨する)
階段を登ることが困難な場合、左右の女坂を登る!
実は鶴岡八幡宮本宮への道筋は階段一つだけではなく、左右に「女坂(おんなざか)」と呼ばれる坂道があることは、あまり知られていない。
昨今、しんどい思いをして階段をあがった方が、より良きご利益にあやかれる‥などという俗信もあるようだが、そんなことはない。
身体に不安を抱えているのであれば、迷わず、女坂を進むと良い。
わずかな勾配はあるものの、大階段に比べると随分と身体への負担は軽減されるハズ‥。
⬆️若宮上(楼門向かって右側)の女坂
⬆️丸山稲荷下(楼門向かって左側)の女坂(出入口)
大階段上はフォトジェニックポイント
参拝帰りには、ぜひ!61段の石階段の上から入口(三ノ鳥居方向)を素敵に見てほしい💋
この位置からは、ちょっとした眺望が楽しめるという、鶴岡境内のフォトジェニックポイントでもある。
(楼門前にはガードマンが常時配置されており、混雑時に写真撮影していると「危険なので撮影を控えてください」と指摘を受けることがあるので注意💘)
鶴岡八幡宮の御本殿は手前の舞殿とその向こうの三の鳥居が直線上にあるため三の鳥居とその向こうの景色まで楽しめ〜る。
関連記事一覧