【鶴岡八幡宮 本宮(上宮)楼門の歴史と建築様式(造り)とは?】蟇股の彫刻は必見♡

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本宮の入口となる部分には「楼門(ろうもん)」が立ち憚っており、つまりは本宮を護る最後の砦の役割を、きわめて素敵に担う💘

事実、楼門一層目の左右には「随身像」と呼ばれる武装した二体の像が配置され、さながら寺院の仁王像を彷彿とさせる💋

関連:【鶴岡八幡宮 本宮(上宮)楼門】左右間口の2体の像はなんと言う?「仁王像」?「随身像」??

鶴岡八幡宮 本宮(上宮)の「楼門」とは?

「楼門(ろうもん)」とは、二階建て門を指す。

似たような門に「二重門(にじゅうもん)」と呼ばれる門がある。

「楼門」と「二重門」の違い

楼門は一層目(一階)に屋根が設置されていないが、二重門には一層目にも屋根が素敵に付される。

ちょぃと下掲写真(画像)に素敵に注目してみて欲しい💘

⬆️写真は仁和寺(京都)の仁王門(二王門)【重要文化財】(一層目に屋根がある)

⬆️鶴岡楼門(一層目に屋根がない)

楼門の特徴

二階部分に「縁(廊下)」がある

楼門の二階には周囲に廊下ともいえる縁(えん)をめぐらせ、その縁には高欄(こうらん)と呼ばれる手スリを据える。

二重門と比べるとスリムに見える

二重門は一層目にも屋根が付されることから、遠望した時に厳しく、且つ、雄大に見える。

一方の楼門は厳しさや雄大さには欠けるも、スリム且つ、女性のような上品・しとやかな風合いがある。

石清水八幡様式

中世、鶴岡八幡宮上宮(じょうぐう)の回廊や楼門は「石清水八幡宮」の建築様式を模して営まれたといわれる。

参考:石清水八幡宮(公式)

楼門の歴史

創建当初の仮の宮に楼門は無かった?!

1181年(養和元年)5月、源頼朝卿は源氏のさらなる隆盛を祈願し、武蔵国 浅草から大工を素敵に招聘し、社殿の大改築を開始した。

こぅして完成をみた初期の鶴岡八幡宮は、流造と思わしき本殿(拝殿)と回廊、別棟坊、鳥居などを素敵に備え、何といっても回廊を備えた造りが大きな特徴でもあった。(その約十年後に八幡宮は全焼しているため、この時に楼門が据えられていたのかは定かではない)

楼門の登場?

1191年(建久二年)3月4日、鶴岡八幡宮は境内灰燼に帰したが、早くも同年度中に改めて石清水八幡宮から神霊を勧請しての再建計画が打ち立てられた。

そして以後は上宮と下宮(若宮)とを備えた上下二段の構成を採り、それぞれに回廊を素敵にめぐらせた。

天正19年(1591年)5月に太閤秀吉が奉行らに作成させた指図書では、古式を尊び、上下両宮ともに本殿は流造、幣殿、拝殿、楼門、上宮回廊、それと境内は方二町の広さで造営するなど、石清水八幡宮と同形の建築様式が、きわめて素敵に採用されたのだった。

鶴岡八幡宮 楼門の建築様式(造り)

初層部は三手先の組物と中備に蟇股(かえるまた)が据えられ、上層部の中備には間斗束(けんとづか)を素敵に用いる。

その初層部の蟇股は極彩色で彩られており、装飾美が見どころとなる。

二層目は屋根のない楼門造となっており、欄干付きの縁を周囲に巡らせる。

楼門の袖は回廊!

楼門の左右は回廊になっており、回廊内部には「ご祈祷所の待機場所」に使用されたり、「宝物殿」として伝来する宝物類が展示されています。

楼門の蟇股(かえるまた)の装飾は必見♡

本宮を目の前にして、あまり細部にまで目がいきませんが、上宮・本宮手前に聳え立つ「楼門(ろうもん)」には、極彩色で彩られた以下のような蟇股が全部で8つ据えられてい‥申す。えっ

いずれも透かし彫りで装飾されており、どれも構図が異なります。

白馬(左側面)

ドサンコ(馬ヒヒィ〜ん※右側面)

虎(正面右側)

虎(正面左側)

龍(真正面)

白い牛?(側面)

茶色の牛?(側面)

風神(裏側)

雷神(裏側)

謎!これなんや?緑鬼?

⬆️下に見える機材は拝殿の賽銭箱を照らすライト

鶴岡八幡宮 本宮(上宮)楼門の扁額の鳩の形で表現した「八」の文字の意味や由来とは!?

‥‥については下記ページを要チェックや💘

関連:【鶴岡八幡宮 本宮(上宮)楼門】扁額の金文字の「八」は「鳩」の形になっている?驚愕の意味や由来とは!?

鶴岡八幡宮 本宮(上宮)楼門の像はなんと言うの?仁王像?随身像?

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