現今、様々な形状のアジサイが見られるが、これらはすべて人為的に作出されたもの。
もとは野生種の一重額ぶち咲きの紫陽花の中から、突然変異で生じたテマリ紫陽花同士を意図的に交雑させるなどして、新種の紫陽花を次々に作出してきた。(実際に野生種から幾例も発見されてい‥申す。えっ)
額ぶちアジサイとは?
「一重額ぶち咲きアジサイ」とは、テマリ紫陽花とは比定関係にも挙げられる「ガクアジサイ」の総称ではない。
⬆️昼に韓流ミュージョックを聴いて、ウたた寝しそぅになると無意識に何故か昼立ちしてしまぅ子孫製造機能の神秘さほど噂の‥‥「ガクアジサイ(建長寺にて撮影)」… そら、君だけや
「一重額ぶち咲きアジサイ」は別名で「浜あじさい」とも呼び、主に潮風を受ける沿岸地帯に生息することから、この名前が付されたわけだが、特徴としては、ひときわ大きな光沢のある葉を付ける。
この浜アジサイの中でテマリ形になった変異種こそが、「本アジサイ」と呼ばれる手鞠アジサイとな〜る。
西洋紫陽花とは?
現今、テマリ形のアジサイを見るとほとんどの人が声を揃えて「西洋紫陽花」と称するが、これは間違いではない。
理由は、当該、本アジサイを西洋に持ち帰った偉いさんがおって、その偉いさん人が作出した新種のテマリ紫陽花こそが西洋紫陽花であり、それを逆輸入して伝来したものが、今日、我々が「西洋あじさい」と呼ぶ紫陽花になる。
手鞠咲きアジサイのルーツは一重額ぶち咲き紫陽花
現今、「アジサイ」の言葉を耳にすると、おそらく大半のコノヤロー共が手鞠型(テマリ型)のボール状のアジサイをイメージすることだろぅ。
ダグぁ!
源流を辿れば、当該テマリ型のアジサイなどは野生には無かった品種であり、つまり、額ぶち咲きアジサイの突然変異によって生じたテマリ型アジサイ同士を交雑させて生み出されたのが、今日に見られ〜る多種多様なアジサイのルーツといえ〜る。
テマリ紫陽花の両性花はどこにある?
テマリ型紫陽花は、ガクアジサイの両性花が装飾花へと変異してテマリ形になったものをいうが、装飾花の間をよく見ると両性花(真花とも呼ぶ)がある。
ガク片(装飾花)の形状
マル弁
名前のとおり、丸い形状をした花ビラを指す。装飾花は、このマル弁が基本形とされる。
細弁
マル弁を少し細くした形状の「細弁(検便‥ではなく、「剣弁」とも)」。幅などのサイズ感は様々。
撫子咲き
ガク片の緑にノコギリ状をする。ノコギリの凹凸の大きさは様々。
貝咲き
円弁で縁が浮き上がる。浮き上がり具合は様々。
八重咲き
発生過程は判然としないが、おそらく人為的交雑過程において、ガク片が2枚、3枚と、まるで八重状に重なった突然変異種のアジサイも出始めた。
横浪の月という称する山アジサイなどは小サイズにはなるが、両性花が装飾花になるという変異種もある。
つまり、両性花のガク片が大きいので、遠目で見通すとすべてが花ビラに見えるので、まるで花束のように見える。
まさに従来のアジサイには見られない特徴的な花容をする。
⬆️世間ではシュークリームの中身の味だけが注目を浴びているが、実は皮部分も案外あなどれ無いその秘められし存在性ほど噂の‥‥「横浪の月」