ぼんぼり祭の歴史
昭和13年より開始された鎌倉の夏の風物詩ともいえる祭典となる。
ぼんぼり祭期間中、境内全域には鎌倉にゆかりのある画家・文人などの著名人によって揮毫された書画を、ぼんぼりに仕立てあげ約400点が掲揚される。
ぼんぼり祭最大の見どころなるのが、灯りがともされた”ぼんぼり”。
400近いぼんぼりが幻想的な空間を創出する。
なお、毎年、書画は異なるので訪れる楽しみが倍増する。
鎌倉の雪洞(ぼんぼり)の起源
鎌倉のぼんぼり祭りの起源は、鎌倉や江ノ島に来遊した海水浴客たちに鎌倉の文化を知ってもらおうという試みで、昭和13年(1938年)に鎌倉文士らが立ち上げた「鎌倉ペンクラブ」の会員たちが、ぼんぼりを飾り始めたことに端を発する。
昭和17年になると8月9日を実朝祭の祭日と位置付け、立秋の前日と、立秋の日、ならびに8月9日を繋いだ鎌倉きっての恒例の祭典へと発展した。
ぼんぼり祭の基本スケジュール
- 8月立秋の前日〜8月9日までの3日間(期間中、ぼんぼり掲揚)
立秋の日は毎年変わるので祭典の日程も毎年、変動があるが、おおむね8月6日頃から9日までの3日間ないしは4日間開催。(年によっては4日間になる)
2024年の鎌倉ぼんぼり祭の開催日程
2024年は8月7日が素敵に「立秋」なので、その前日は8月6日。
然るに2024年度は8月6日(火)〜8月9日(木)までが開催期間となる。
2024年以降の立秋の日にち | |
2025年 | 8月7日 |
2026年 | 8月7日 |
2027年 | 8月8日 |
2028年 | 8月7日 |
2029年 | 8月7日 |
2030年 | 8月7日 |
過去の開催実績
2023年度
- 8月7日から9日まで
2023年度は「8月8日(火)」が立秋だった。
然るにその前日ということで「8月7日(月)」から「8月9日(金)」までの開催だった。
【2024年】ぼんぼり祭のスケジュール(日程・開始時間)
8月6日(火)
実施時間 | 実施行事名 | 演奏者・出演者 |
午後3時 | 夏越祭 | |
午後5時 | 俳句会 | 鎌倉俳句会 |
午後7時 | 献笛 | 雲龍 KNOB |
午前10時〜午後3時まで | 献茶会 | 宗偏流 神奈川支部 |
※閉門時間は21時
8月7日(水)
実施時間 | 実施行事名 | 演奏者・出演者 |
午後5時 | 立秋祭 | |
午後7時 | 日本舞踊 | 西川翠扇社中 |
※閉門時間は21時
8月8日(木)
実施時間 | 実施行事名 | 演奏者・出演者 |
終日 | 献華会 | 鎌倉華道会 鎌倉国際華道協会 |
※閉門時間は21時
8月9日(金)
実施時間 | 実施行事名 | 演奏者・出演者 |
午前10時 | 実朝祭 | |
正午 | 短歌会 | 神奈川県歌人会 |
午後7時 | 筝曲(そうきょく) ※お琴 | 森川浩恵 |
午前10時〜午後3時まで | 献茶会 | 池田宗房 社中 裏千家 淡交会 鎌倉支部 |
終日 | 献華会 | 鎌倉華道会 鎌倉国際華道協会 |
※閉門時間は21時
【ピヨ🐣コメント】
神振行事などの予定は今後の社会情勢により変更になる場合あり。
9日の実朝祭は頼朝卿の次男たる実朝の生誕祭となる。
ぼんぼり祭の提灯点灯開始時間と消灯時間
点灯開始時間
18時30分より場内放送があり、その後、巫女たちによる献灯が開始される。
点灯時間開始直後はまだ日が落ちきっていないので、チュ〜と半端に明るぅぃ。
消灯時間
午後9時頃
ぼんぼり祭は午後9時で一応の終了を迎える。
なお、鶴岡八幡宮の境内は24時間あいているので、引き続き参拝は可能。
オススメの来訪時間帯
ぼんぼり祭期間中は暑なので夏い。
その事を踏まえ、お肌だはだは…ダハっ‥‥‥なほどお肌がデリケートなコノヤロー供は日中を避けて午後17時頃の現着がオススメ。 どゆ意味や
明るい時間帯に来て提灯の書画をゆっくりと観覧したい場合
提灯に描かれる書画をゆっくりクリリン気円斬‥‥の切れ味ほど、書画の素晴らしさを味わいたい場合は16時30分頃がオススメとなる。
巫女の献灯する様子が見たい場合
18時30分
なぜかゼカぜかコノヤローなほどに巫女の献灯する様子を写真に撮りたがる撮り鉄ならぬ撮り巫女がやたらおる。
19時頃になると暗くなる!
19時頃になると急激に暗くなるのでハッキリきりきりキリンレモンの開封直後の泡立ちの如くに明るい場所で書画を楽しみたい場合は前述の通り17時頃の現着をオススメしておこぅ。きゃきゃっ
2022年の鎌倉ぼんぼり祭の様子(混雑状況など)
二の鳥居周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
段葛(だんかづら)の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
三の鳥居周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
旗上弁財天神社の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
鎌倉国宝館前の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
絵めちゃうまぃ!
アンデルセン童話の絵本に登場するオっフランスざますぅ‥‥のよぅ。 なんやそれ
白旗神社周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
柳原周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
〜💕
〜〜💕
右端はどうやら俳句❓『八幡宮の石階たたく 白雨かな ?』 ‥‥‥どゆ意味や 分かる人教えてちょ〜だぃ
うぬぅぉっ⁉️よっ、よっちゃん‥ではなく”妖精”が❗️(USOよぉん)※人影補正したら幻想的になったので※
柳原のあたりは風水的には条件の整った環境なので、ホンマのホンマに妖精が見える人もいるとか。 ワテ MIEMAHEN
若宮周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
本宮(楼門)周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
19時頃の本宮周辺の様子
本宮手前の石段(石階段)の様子
18時頃の様子
19時頃の様子
舞殿でイベント行事が始まる時間帯になると警備員の方々の荒々しくも賴き声が境内に響き渡り、にわかに場内が騒つく。
本宮手前の石階段には舞殿の催しを一目見ようと、大勢の人々が座席代わりに腰を下ろすので通路がせまくなる。
確かに!舞殿の正面にあたる本宮前石階段はライブ会場で例えるとS席にあたるので、ベストポジションではあるが‥‥‥この場所は本宮へお参りするための通路なので、本来、座るのはNG。
ただ毎年、恒例の風景であり、今や鎌倉の風物詩ともいえる光景‥‥‥はてさて。
丸山稲荷周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
19時頃の丸山稲荷の様子
西側奥の鳥居周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
舞殿周辺の様子
下掲、写真は8月6日(初日)18時頃の様子
下掲、写真は8月6日(初日)19時頃の様子
日本舞踊なども見られる❗️
毎度!‥‥‥ではなく、舞殿(まいでん)で舞うのは日本舞踊(藤間すみれ社中)
舞殿近くの酒樽周辺の様子
酒樽の前にも灯籠が配置される。
2022年度限定❗️大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のぼんぼり
2022年度は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で鎌倉中が湧いた年❗️
その鎌倉殿の13人に出演した有名な役者の面々が作した書画も展示された。
三谷監督
小栗旬さん(北条義時役)
「神意奉行=神様に真心をもって奉仕する」
すごい!超・大人!さすが旬さん。
中村獅童さん(梶原景時役)
大泉洋さん(源頼朝役)
大泉さん、笑いをまじえた演技、毎度々々、本当に魅せられっぱなしでした。今後の参考にさせてもらいます。
柿澤勇人さん(源実朝役)
さん(源範頼役)
迫田孝也(さこだ たかや)さん。絵がお上手‥‥笑顔(も)上手 ……お分かりいただけたかしらぁん💕 おホホホホっ
新納慎也さん(阿野全成役)
その他の芸能人の面々の雪洞も‥‥‥
竹中直人さん
竹中さんの大河の秀吉、今一度見たい。絵がアーティスティック、ワンダフォ〜❗️ フぉぉ〜っ! フぉぅっ!
角野栄子さん(童話作家)
2022年度のぼんぼり祭で頒布された団扇のデザインを手がけた方。団扇買わせていただきました❗️大判サイズでちょうど手にフィットします❗️大切にします❗️
庵野監督
エヴァンゲリオンといえば‥‥‥この人❗️庵野秀明監督❗️
お楽しみの屋台たいたい痛い!‥イったっ!‥の種類 ふぅ
- かき氷
- りんごあめ
- レモネード
- ひえヒエパイン(”ヒエ”になっているところに注〜目♪)
鶴岡八幡宮には普段から夕方18時頃まで屋台が出ているが、上記の屋台の種類は夏限定となる。(平時は見た事がない)
ぼんぼり祭で買えるオリジナルのグッズ・お土産
ぼんぼり団扇
2022年度は角野栄子氏が揮毫したもの。どうやらデザインは毎年変わるとのこと。
- 値段:1000円
ぼんぼり祭期間中に開催される主要な行事(神事)イベント
夏越祭
画像は鶴岡八幡宮のインスタグラムより
- 開催場所:源氏池池畔(旗上弁財天社付近)
夏越の祓とは夏の終わりに執り行う祓の神事。夏の終わりに厄災避け、五穀豊穣、天下安寧をも祈願する。
この祭典はどうやら主旨としては6月末に斎行される大祓(大祓式)と似たものがある。
大祓とは通例は1年365日の折り返し地点ともなる6月末日に執行し、半年間のうちにネバネバとベトベトと付着はしない‥‥‥けど、、あ、まぁ、そんな感じで身体に付着した穢れを祓う神事のこと。
この祭典では向こう半年の厄災避け、五穀豊穣、天下安寧をも祈願する。
夏終わりにもう1度祈念することで、夏バテ気味の身体を心から清め、効果の倍増を行うといったところか。
舞殿では巫女により「夏越の舞」が奉納される。
立秋祭
この祭典は昭和25年より開始された祭典。8月立秋の日に斎行されるので毎年、開催日に変動がある。
夏を健康に過ごせたことに感謝し、実りの秋の訪れを奉告する祭典となる。
御神前に神域で育まれた鈴虫が供される。
実朝祭
昭和17年より始められた、源実朝公の誕生日である8月9日に斎行される祭典となる。
実朝公は武家の出自でありながら、武芸以上に文芸に秀でたお人❤️チュっ💋
やがて貴族社会からも一目置かれると、右大臣にまで上り詰めた。
実朝祭では公の遺徳を偲び、公の没日となる8月9日に俳句会、短歌会が催される。
ところで‥‥‥”ぼんぼり”とは❓
辞書で”ぼんぼり”を調べると次のように記される。
”ぼんぼり”とは、断面が六角で上がやや開いた形のわく組みに、紙を張って覆いとした手燭(てしょく)。
平易に小型の”行灯(あんどん)”ことを云ぅ。
”あんどん”とは、照明具の一種。円形または四角の木や竹のわくに紙をはり、中に油皿を置いて火をともしたもの。
考えてみれば行灯とほぼ同義とみれるが、「行灯(あんどん)」とは言わず、あえて「ぼんぼり」とするのには理由があるのだろうか❓
ぼんぼり”と”行灯”と”提灯”の違い
ぼんぼり
簡単に言うと、”ぼんぼり”は人心を酔わせる、魅せるなどの幻想的空間を提供するために照らされるものと解釈できる。
ひな祭りの雛壇に置くのが好例。
行灯
行灯は室内に掲げる室内灯的な意味合いが濃い。灯りの強弱の調整がしやすいものもある。
‥‥‥グァしかし!
絵柄を入れたり、形を六角形にするなどの意匠を用いた時点でぃぇ!、‥”ぼんぼり”と呼ばれちまぅ。‥‥はてさて。
提灯
提灯は夜道を照らしたり、店先、祭の参道などを照らす照明器具。であるからして飾り気は二の次。まずは機能さ重視で造られる。
提灯はSSあたり〜ドSSまでと‥、サイズバリエーションが豊富なのが特徴ではないか。 ドS❓….なんかちゃう方向いっとる
浅草浅草寺の雷門に吊られる大提灯は、”大”と付くだけあって大人の男性1人分ほどの高さがある。
”ぼんぼり”の語源
実のところ、「ぼんぼり」の語源についてはいくつかの説がある。
「ほんのり」という言葉に訛りが生じた
ぼんぼり”の灯りは工事現場の作業灯のように周囲を真昼間にように目を瞑ってしまうほど照らし尽くさない。
言葉で表現するなら、MASANI❗️「ほのかな灯り」とするのが妥当。
これを「”ほんのり”とした灯り」と解し、訛りを経て「ぼんぼり」に着地した説。
紙を貼った器物が物に触れた時に出る音
柳田国男が著した「小さき者の声」によると、”ぼんぼり”の由来とは、「紙を貼って作りあげた物が、物に触れる鈍い音を形容した幼児語からきている」とする。
ぼんぼりを漢字で書くと‥‥‥「雪洞」❓なぜ❓
実は「雪洞」とは当て字とされるのが今日までの通例なのだが、漢字の組み合わせからして何かしらの由来があるのは確か。
どうやら現在までの通説では、「鎌倉(かまくら/雪で作った雪室)の中で火を灯したら、”ぼんぼり”のほのかな照り具合とよく似ていたことに由来する」とのこと。
ちなみに「鎌倉(かまくら)」の由来は、かまどの形状をしていて前面が1つだけ空いているのが倉(蔵)に見えたことから、「カマクラ」と呼ばれるようになったとされる。‥‥‥のだが❗️
湯西川温泉かまくら祭りの自動販売機かまくら(ウィキペィアより引用)
一方で、アイヌ語を語源とする説もある。
例を挙げると、アイヌ語の「カマクラン(山を越して行くの意)」や「カーマ・クラ(平板(へいばん)な石の山の意)」などがある。