鎌倉にはどうしてアジサイが多いのか？「鎌倉のアジサイの歴史や生態・特徴」

【理由その1】鎌倉にはアジサイが育ちやすい環境が整うから

たとえば鎌倉の長谷寺を例に挙げると、長谷寺にあじさいが植栽されるようになったのは戦後のことらしい。

長谷寺の眺望散策路から、由比ヶ浜が一望できることから分かるように、長谷寺は海沿いの寺院のため湿った海風が四六時中吹く。

通常、こうした環境の地域では潮風が弊害となり、植物がうまく育たないことが多い。

しかし、あじさいに関しては比較的、環境への適応性が高く、潮風が当たる場所でも抜群ぐんぐん成長期‥‥てなほど抜群に育つことから、長谷寺はもちろんの事、鎌倉界隈に多く植えられたと考えられてい‥‥申す。よっ

アジサイは葬儀や神仏にも供されることのない花だが、この理由は飾り花に包有する毒素が「死」「老化」「衰微」などを思わせる胸クソ悪りぃ印象を与えているためである。

ただ、困窮の時代、選択の余地すら与えられなかった人々は、せめてもの気持ちとして美しいアジサイを手向けたのだった。

それゆえ、挿し木でも簡単に増殖できる紫陽花を鎌倉中の数多にある寺院へ奉納し、その結果、知らぬ間に寺院の敷地は「紫陽花寺」と通称されるまでにアジサイに囲まれていた‥‥という説。

鎌倉の地形は谷戸（やと/やつ）と呼ばれる谷が入り組んだ複雑な地形をしており、人々は崩落に対しての不安が常にあった。

そこで根張りが良く、挿し木でも簡単に増やせるアジサイに目をつけ、斜面にアジサイを植栽することで土砂の崩落という不安要素を排除したとも云われる。

時代が下るにつれ、鎌倉中の様々な施設でアジサイが植栽されるようになると、いつしか鎌倉はあじさいの名所として全国に知られるようになり、全国から鎌倉へ来遊する観光客が増え始めた。

そこで鎌倉内のアジサイを植栽する施設などでは、集客を兼ねて計画的にアジサイを育てるようになり、現在の長谷寺や成就院、明月院といったアジサイの名所が誕生した‥‥という説。

アジサイは「無情」「移り気」「浮気」「冷酷」という、それこそナンパしても絶対にひっかからない、むしろ複数の野郎どもを手玉に取るぐらいのボンっキュ、ボンっ！‥‥な美人を連想する言葉ですが、これとは真逆な「独占欲」「深い愛情」という花言葉もあります。

その気にさせるまでが難しい、だけどその気になったらアナタしか見えないっ！‥‥と、いった何ともメンコぃ女性をイメージさせる言葉ありやせんかぃ。

ウィキぺディアによるとアジサイの花言葉は次のように記される。

青色系のアジサイの花言葉は「愛情」
白色系のアジサイの花言葉は「寛容」
赤色・ピンク系のアジサイの花言葉は「活気ある女性」

無論、このような花言葉は確たる根拠のようなあるわけではなく、あくまでも当人の見解そのものとなる。