近年、精力的に作出されている人気のアジサイの品種に「ヤマアジサイ」がある。
ヤマアジサイは古くから我が国に自生する野生種のアジサイとされる。
学名: Hydrangea serrata
分類:アジサイ科アジサイ属の1種
ただし、独立した種として認められておらず、アジサイ Hydrangea macrophylla(種としてのアジサイ、ガクアジサイ)の亜種 Hydrangea macrophylla subsp. serrata などとする説もある。
以上、ウィキペディア参照💕
分布
本州:関東より西、四国、九州などの山地に分布。
その他地域:千島列島、台湾、中国南部の山地。
ヤマアジサイには別名がある!
ヤマアジサイは主に太平洋沿岸部に自生していることから、「サワアジサイ」の異名を持つ。
ヤマアジサイの特徴
数あるアジサイ品種の中でも小型
ヤマアジサイの大きな特徴は、他のアジサイに比べて小ぶりだということがまず挙げられる。
- 花序:直径7〜18センチ
- 装飾花:直径1.7〜3センチ
樹高は概ね1メートル程度。
ガクアジサイと酷似
ガクアジサイを小さくしたような花容をしており、素人目で見るとガクアジサイとヤマアジサイの見分けがつきにくい。
花期が他のアジサイ品種と比べて早い!
鎌倉or東京近郊を例に挙げると、5月GW(連休)明けに開花しはじめ、5月中旬頃〜下旬頃に見頃を迎える💘(西洋紫陽花は概ね6月中旬〜下旬頃)
その後は6月末を迎える頃までには、真花の中心部にある両性花が落ち、装飾花は裏返り、すでに花期どころの話ではなぃ、枯れたような姿態を晒す。
鉢植えにて家屋にて育てられる
ヤマアジサイはアジサイの異種とも呼ばれるように、あまり大きく生長せず、鉢植えでも充分に栽培が可能な品種である。
剪定しなくてもよく育つ
ヤマアジサイは他品種のアジサイのように剪定しなくても花付きが良く、花ガラを摘むだけで済む。
また、枝が細く、剪定用のハサミを特に”用意”せずとも”容易”に切れる。
花色がバラエティー豊か
ガクアジサイと比べると、花色(カラー)のバリエーションに富む傾向がある。
赤、青、白、紫、ピンク‥‥etc
葉っぱが薄く光沢がない
ガクアジサイや園芸アジサイ(本アジサイor西洋紫陽花)などと比較すると、葉っぱに光沢がなく、薄い。
また、長楕円形、楕円形、円形など形状は多様。葉の大きさは、概ね6.5〜13センチ。
鎌倉におけるヤマアジサイ観花のスポット一覧
浄妙寺
地植えのヤマアジサイが境内奥の高台にある「紫陽花路」で見られる。(石窯ガーデンテラス手前)
光則寺
鉢植えのヤマアジサイの種類・数ともに鎌倉一の規模を誇る💘
大船フラワーセンター
5月中〜下旬頃になると園内にてヤマアジサイの販売会がある。
無論、園内にはヤマアジサイの観花エリアがある。
北鎌倉古民家ミュージアム
敷地内の諸処に鉢植えor地植えのヤマアジサイが植わる。
作出アジサイを含めたアジサイの種類全般的に鎌倉屈指の規模を誇る💘