江島神社「江の島岩屋(岩屋本宮)・龍宮・龍恋の鐘(恋人の丘)・稚児ヶ淵」

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江島神社「江の島岩屋(岩屋本宮)・龍宮・龍恋の鐘(恋人の丘)・稚児ヶ淵」

今回は、江の島島内の見どころのうち、島の最南端部にあたる「江ノ島岩屋・龍宮・龍恋の鐘(恋人の丘)・稚児ヶ淵」エリアについて、江の島伝説から龍恋の鐘の鳴らし方までを詳しくご紹介します。

実際にこれらの観光地を回る徒歩ルートとしては、

龍宮→龍恋の鐘(恋人の丘)→稚児ヶ淵→江の島岩屋

と回ることになります。

ただこれらの数カ所の見どころについて伝わっている伝説からご紹介するために、今回は江の島観光の南端部、通常であれば一番最後に訪れることになる「江の島岩屋」のことから、お話したいと思います。

最後には「かながわの景勝50選」に指定されている、稚児ヶ淵の魅力をお伝えしますので、ごゆっくりご覧ください。

 

江ノ島岩屋(岩屋本宮)

江の島の最も南、最も奥にあたる場所です。

波によって浸食されることでできた海蝕洞窟は、552年(欽明天皇13年)に天女の来臨にともなって江の島ができた折に、神託に従って欽明天皇が社殿造営の詔勅を出し、ここに天女を祀ったと言われています。

その後、700年(文武天皇4年)には役小角(えんのおづの:飛鳥時代の修験者)が岩屋に籠り、神託によってこの岩屋を修験霊場としました。平安時代には、弘法大師空海、日蓮聖人などの名僧がこぞって神託を得るために訪れる、大人気の修行場となったのです。

このルートは台風の影響等で、通行止めになることがあり、岩屋に入れないこともあります。

2018年2月現在、江の島岩屋は2017年10月の台風の影響で営業を中止しています。営業の再開は追って発表があるようです。 ※2018年4月28日、営業が再開されました。

稚児ヶ淵への降り口は、同台風によって閉鎖されていましたが、2017年末に道路復旧し、降りられるようになっています。

江の島岩屋の入場料・入場可能時間

江の島岩屋では、入口で入場料の支払いを求められます。

また入場に関しても、決まった時間内しか入ることができませんので注意しましょう。

  • 入場料
    大人 500円、小中学生 200円
  • 入場可能時間
    3月~9月 9:00~17:00
    10月~2月 9:00~16:00
    ※GWおよび夏休みは延長あり
    ※2019年2月現在台風の影響により閉洞中

こちらでご紹介する料金・割引制度などは、2018年6月現在の情報です。
変更になっている場合がありますので、最新情報は藤沢市観光協会のホームページなどでご確認ください。

江の島岩屋の2つの伝説

江の島岩屋にまつわる伝説①江の島の創造

江の島の創造について語るためには、まず江の島の存在が無かったころ……つまり552年(欽明天皇13年)以前の鎌倉、深沢の状況を、お話せねばなりません。

このころ、鎌倉の深沢にあったのは、周囲をめぐれば40里(およそ157キロkm)という巨大な湖でした。

鎌倉には現在も、大船から少し南、海岸線から3kmほどのところに深沢という地名があり、湘南モノレールの「鎌倉深沢駅」という駅もありますが、伝説に言う湖がどこのことなのかは不明瞭です。

巨大湖には、5つの頭を持つ、悪い五頭竜(ごずりゅう)が住んでいました。

悪竜はよく暴れ、山を崩し、洪水を起こし、田畑を埋めて、地域の人をひどく苦しめました。そこで村の長者は16人いた子を、順番に一人残らず、人身御供として五頭竜に捧げました。

五頭竜は子どもたちを食ってしまいましたが、悪行をやめることはなく、長者は子どもを思い涙を流しながら、西方へと屋敷をうつしました。この地名を「子死恋(こしごい)」、現在の腰越と言います。

ところが、あるとき突如として、天が真っ黒な雲で覆われ、霧深く、大地は鳴動し、10日もの間地震が続きました。

『江島縁起』によれば552年(欽明天皇13年)4月12日夜~23日朝のことであったと伝えられています。

23日の朝、地震はうそのように静まった。と思った矢先に、海底から爆発が起こって海から火柱が天まで吹き上がり、それが治まった後には小さな島ができていました。

これが江の島であると言われています。

まもなく、天からかぐわしい香りと音楽が聞こえ、十五童子を従えた天女が、天から江の島へと舞い降りていきました。

五頭竜はその様子を、湖の中から見ていました。

江の島岩屋にまつわる伝説②天女と龍の結婚

さて、お話は続きます。

天女が舞い降りるのを見た五頭竜は、その美しさに一目惚れ。さっそく江の島へ泳いでいくと、「結婚してくださいッ」と求婚しました。

ところが、天女はそれまでの五頭竜の行いをすべて知っていたため、「悪竜と結婚など、とんでもない」と言い残し、江の島岩屋へ入ってしまったのです。

一度は湖へと引っ込んだ五頭竜ですが、次の日に岩屋へやってきて、「これまでの行い、大変申し訳なかった。心を入れ替えて行いをあらため、人間と田畑を守り、二度と悪いことはしない」と誓いました。

そしてなんと、天女は五頭竜の言葉を信じ、竜との結婚を承諾したのです。

……イケメンだったのかな?

何はともあれ、五頭竜の行いはその日を境に、本当に良いものとなりました。

ひでりの時には雨を降らせ、津波や台風は体を張って押し返したといいます。

やがて、衰えた竜は「山となって村を守る」と言い残し、江の島から鎌倉へと戻り、身を横たえて山に変わりました。

この山が、現在ふもとに湘南モノレールの湘南江の島駅、寂光山龍口寺などを擁する片瀬山公園、竜口山であると伝えられています。

片瀬山公園は、湘南モノレール片瀬山駅から湘南江の島駅にかけて、長細い高台となっており、その姿はまるで竜のよう。

また村人は片瀬に「龍口明神社」を造営して五頭竜を祀りました。現在では、太平洋戦争後の交通事情等のあれこれから、片瀬山駅のとなりの西鎌倉駅の近くに遷宮しています。

現在でも60年に一度、「還暦巳年祭」を行って、龍口明神社ご神体の木彫りの五頭竜を天女(弁財天)に会わせるため、江島神社へ運んで神事が行われています。

江の島岩屋の見どころ(岩屋本宮)

江の島岩屋の内部は、第一岩屋と、第二岩屋に分かれています。

まずは第一岩屋ですが、中に入ると江の島の歴史等について、写真パネルが洞窟の両壁に並べられています。

入って少し進み、左側が第一岩屋、右側が第二岩屋です。

また洞窟内部には水がたまり、水の中にライトアップされた龍の彫刻、石碑等が点在する、幻想的な風景を見ることができます。

第一岩屋の入口では、なんとろうそく(手燭)が手渡されます! ここから先は照明が最低限(天井や壁にほんのちょっと)に減らされて、明かりはほぼろうそくのみという、キモダメシ的な状況に……。

※ゴールデンウイーク中(4月29日~5月7日)と、山の日の前後(8/11~8/16前後)は混雑のため、手燭の貸出は中止となります。

ろうそくの光を頼りに少しずつ進むと、古代中世の修験者たちがここで作り上げた石像、そして「江島神社発祥の場所」とされる、古い石造りの古社も見ることができます。

これがいわゆる、岩屋本宮です。

足元はほぼ真っ暗ですが、そこかしこにライトアップ石像がありますので、危険なことはありません。

第一岩屋の最奥部には「この奥は富士山につながっていると昔から言われてきました」と書かれ、行き止まりになっています。


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龍宮(わだつみのみや)

  • 読み方:わだつみのみや
  • ご祭神:龍神(龍宮大神)

江島神社中津宮から、10分ほど歩くと、奥津宮に到着しますが、奥津宮の隣に建っているのが「龍宮(わだつみのみや)」です。

地図上で見ると、奥津宮および龍宮は、江の島岩屋からは離れているように見えますが、これは江の島岩屋の入口と比較するからそう見えてしまうのです。

実際には龍宮の場所が、さきほどご紹介した江の島岩屋の第一岩屋の奥、「江島神社発祥の地」とされる石社「岩屋本宮」の真上にあたると言われています。

龍宮自体は、1993年(平成5年)に、有志が建立したものです。

龍宮の例祭は毎年9月9日です。

 

龍恋の鐘(恋人の丘)

龍宮の前に伸びる道をまっすぐ進むと、海を一望できる展望台エリアに到着します。

この丘が「恋人の丘」と呼ばれ、海沿いに設置されているのが、「龍恋(りゅうれん)の鐘」です。

恋人と2人で鳴らすと、幸せになれると言われています。

映画『陽だまりの彼女』(2013年)のロケ地でもあり、松本潤と上野樹里が永遠の愛を誓って鐘を鳴らし、南京錠を掛けた……と現場にも記されています。

龍恋の鐘に南京錠をかけられる? やり方・値段は?

鐘の横には、南京錠をかけられる専用の場所が設けられています。

南京錠をかけるときは、必ずこのフェンスにかけるようにしましょう。

やり方としては、南京錠に2人で名前を書いて、龍連の鐘を一緒に鳴らし、南京錠を吊す。これだけです。

南京錠は、龍恋の鐘の手前にある売店で400円~購入できます。

人気のものは、ハート型の600円のもの。事前に自分で購入したものを持ち込むこともできます。

売店で南京錠を購入した場合は、サインペンを貸していただくことができますので、申し出ましょう。

 

稚児ヶ淵

龍恋の鐘から龍宮まで道を戻り、左に折れて直進すると、海岸まで降りることができます。

この幅50mほどのエリアが「稚児ヶ淵」と呼ばれており、「かながわの景勝50選」にも選ばれている景勝地です。

その昔、鶴岡八幡宮には、供僧(ぐそう。神社に奉仕するのが仕事の僧侶)が滞在する「二十五坊」と呼ばれる僧坊がありました。

僧坊のうちの1つ「鎌倉相丞院」の稚児(少年修行僧)であった白菊が、ここで身投げをしたことから、稚児ヶ淵と名付けられた、と伝えられています。

景色が特に美しいのは夕暮れ、また晴れた日には富士山が美しく見えることでカメラを構えた人がたくさん集まるポイントです!

 

恋愛成就パワースポットを極めよう!

龍恋の鐘は恋愛成就の祈願場所の1つですが、古代から修験者への神託が絶えなかったと言われる江の島岩屋もぜひ訪問しておきたい江の島のパワースポットです。

台風、風が強いなど、悪天候時には閉鎖してしまいますが、ちょっと暗くて怖いというだけで好きな人と存分にくっつくことができ、恋愛運が上がるのではないかという実益も期待できますので、ぜひ岩屋の奥まで訪問してみましょう。

※金運と恋愛運をアップする!? 辺津宮の注目スポット、奉安殿と銭洗白龍王につきましては、当サイトの「江島神社「奉安殿・銭洗白龍王」」をご参照ください!

龍恋の鐘・稚児ヶ淵・江の島岩屋の問い合わせ先

TEL:0466-24-4141

江島神社へのアクセスは、当サイトの以下の記事をご覧下さい。

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